生徒たちに看護師という職業への関心を高めてもらおうと伊万里有田地区医師会は先月27日、伊万里中学校で出前講座を行いました。
出前講座は、近年、伊万里地区の医療従事者が減少傾向にあることを受け、中学生に看護師という職業に興味を持ってもらい、「ふるさとを支える看護師の発掘」につなげようと、伊万里有田地区医師会が行ったものです。
講座は、伊万里中学校の1年生約180人を対象に2日間に分けて半数ずつ行われるもので、この日は約90人が参加しました。
はじめに、伊万里看護学校の准看護科で教務主任を務める川口輝子さんが、看護学校の特徴や看護師になるまでのステップについて講義しました。
川口さんは、看護師に大切な3つの力として「観察力」「判断力」「行動力」を挙げ、生徒に向けて「看護師を目指す人がこれからできることは、近くにいる人の異変に気付き、声をかけてあげること」と呼びかけました。
次に、山元記念病院の看護主任、都留里奈(つる・りな)さんが登壇し、看護師の仕事内容、一日の流れなどを動画を使って講義しました。
都留さんは、看護師という仕事について「病気を治すだけでなく、生活を支える存在であり、いつでも誰にでも身近な存在であることが大切」と伝えました。
また、生徒たちが実際に現場で使われている手術器具に触れる体験も行われました。
「鑷子」と呼ばれるピンセット状の器具を使って綿球を運ぶリレーが行われ、生徒たちも真剣な様子で臨んでいました。
(生徒)
「看護師という仕事を勉強して社会に出ても勉強したことを発揮したいです」
「動くことや考えることを学びました」
(山元記念病院 都留里奈さん)
「皆さんとても元気いっぱいで私たちの方が元気をいただいた気持ちでいっぱいです」
「これからたくさん勉強していただいて、地域に根付いた看護師をたくさん作っていきたいと思っているので、興味がある方はぜひ看護師になっていただきたいと思っています」
伊万里有田地区医師会は、「2040年には伊万里有田地区で推計4人に1人が高齢者となる見込みで、医療に携わる人を増やしていきたい」としています。