約30年ぶりの渇水対策 9月7日から給水制限予定(8月28日)
2026.8.28 Fri
深刻な少雨とダムの貯水率低下を受け、市は約30年ぶりに市渇水対策本部を設置しました。
会議では現状の貯水率などが報告され、このまま雨が降らない状態が続き、貯水率の低下が進めば、9月7日から有田川水系の地域で給水制限を行う予定であることが示されました。

会議には、深浦弘信市長や桑本成司(くわもと じょうじ)副市長のほか、消防理事や各部長ら17人が出席しました。

はじめに深浦市長が「約30年ぶりの対策会議。このまま雨が降らない状態が続くと市民生活におよぶため、情報を共有しながら節水を周知していきたい」とあいさつしました。

事務局からの報告によりますと、28日午前8時現在のダムの貯水状況は、竜門ダムが54.5%、井手口川ダムが59.9%となっています。

今後の対策として、竜門ダムの貯水率が50%を下回る予測となっているため、このまま状態が改善されなければ、9月7日から給水制限を行う予定です。
制限の方法は、水道管に送る水の圧力を下げる「減圧給水」と、時間を制限する「時間給水」の2つがありますが、今回は減圧給水が行われます。
水圧を約40%絞り込むため、水の勢いは全開時の60%に下がります。高台や高層階では水の勢いが弱く感じるということです。

制限の範囲は有田川水系の地区で、伊万里地区、牧島地区、立花地区、大川内町、二里町の全域と、大坪地区、黒川町、波多津町、東山代町、山代町の一部です。
減圧給水の実施は平成6年以来32年ぶりということです。

今後、井手口川ダムが30%を下回る予測の時は、大川水系でも減圧給水を行う方針で、大川町、松浦町、南波多町の全域と、大坪地区、黒川町の一部が対象となります。

市は、実際に減圧給水を行うとなれば再度会議を開いて周知を図るほか、9月1日には市の広報と合わせて節水を呼び掛けるチラシを配布する予定です。
また、事務局では、予定されている減圧給水は断水となるわけではないとして、水を貯めるなどの行為は行わず、節水に協力してほしいと呼び掛けています。