伊万里市では10年ぶりの開催 第73回県身体障害者福祉大会(8月1日)
2026.8.18 Tue
障害の有無にかかわらず安心して暮らせる共生社会の実現をめざし、第73回佐賀県身体障害者福祉大会が1日、市民センターで開かれました。

この大会は、共生社会の実現をめざし、身体障害者の福祉増進と関係施策の充実や向上を目的に毎年開催されています。

伊万里市での開催は10年ぶりで、会場には県内の身体障害者や福祉団体関係者など約130人が参加しました。

県内12市町の協会が加盟する一般社団法人佐賀県身体障碍者団体連合会によりますと、各市町の協会では、スポーツを通じた交流のほか、会員の困りごとを解決するため行政との懸け橋となる相談会などを実施しています。

第一部の式典では、はじめに連合会の前田弘次郎(まえだ こうじろう)会長が「会員数が年々減少していますが、県内の自治体とともに身体障碍者に対する支援について共に考えていきたい」とあいさつしました。

続いて、各協会の運営に貢献した11人が表彰され、代表して伊万里市身体障害者福祉協会の中島譲(なかしま ゆずる)さんが賞状を受け取りました。

その後、出席した山口祥義知事や深浦弘信市長などの来賓が祝辞を述べ、式典の最後には大会宣言と決議が採択されました。

(参加者)
「私たちは互いに支え合い、誰もが安心して暮らせる地域共生社会の実現に向けて一致団結して行動することを宣言します」

また決議では、各協会と連合会が連携して組織維持の強化を図ることや、ともに暮らしやすい佐賀県をつくる条例の理解啓発を図ることが確認されました。

第二部では体験発表が行われ、伊万里市身体障害者福祉協会の会員で、隻腕ながらも陶磁器の絵付師として活躍する前田清次(まえだ せいじ)さんが「失って人生変わりました」と題して自身の経験を語りました。

前田さんは、左腕を失ったものの努力を重ね、伝統工芸士や現代の名工に指定・認定されています。
発表のなかで前田さんは自身の黄綬褒章受章も努力の結果だとして、参加者に次のように力強く呼びかけました。

(前田さん)
「障害があっても後ろを振り返らず前へ進んでいくことが大事だ。皆さんも頑張ってください。結果は後でついてきます」

なお、来年の大会は、嬉野市で開催されます。