絶滅危惧種の保護に向けて 大野岳でシバハギ移植作業(7月15日)
2026.7.22 Wed
南波多町の大野岳自然公園に生息する絶滅危惧種の蝶「タイワンツバメシジミ」を守っていこうと、南波多郷学館の6年生は、地元の保存会とともに保存活動に取り組んでいます。
幼虫が食べる野草「シバハギ」を学校で育ててきた児童たちは15日、保存会の会員らとともに、大野岳に移植する作業を行いました。

この日、タイワンツバメシジミの繁殖地として市の天然記念物に指定されている大野岳自然公園には、大野岳タイワンツバメシジミ保存会の会員と、南波多郷学館の児童ら約10人が集まりました。

タイワンツバメシジミは、絶滅危惧種に指定されている3センチ程の蝶で、保存会が年間を通じて保護活動を行っています。

南波多郷学館は、保存会とともに2018年から活動を行っていて、毎年、成虫が卵を産み、幼虫の食料となる野草「シバハギ」の成育に取り組んでいます。

今回は、児童たちが今年4月に種を蒔き、学校で育ててきたシバハギを大野岳に移す作業が行われました。

児童たちは、保存会の会員らがシャベルで堀った穴に苗を置き、しっかりと土を被せていきました。

そして、45分ほどかけて120個ほどの苗を地面に次々と移し替えました。

(児童)
「楽しかったです。大きく育ってタイワンツバメシジミが食べてほしい」
「保存会の皆さんとタイワンツバメシジミと大野岳を守っていきたい」

(大野岳タイワンツバメシジミ保存会役員 井手満則さん)
「来年は花が咲いて成虫の餌になると思うので、枯らさないように頑張りたい。(タイワンツバメシジミの数は)若干増えているがまだまだ少ない。子ども達と一緒に増やしていって、原屋敷の宝としていきたい」

タイワンツバメシジミは、8月下旬から9月上旬のシバハギの開花時期に羽化するということで、南波多郷学館の児童たちは、9月1日に観察会を行う予定です。