自発的な地域づくりを県や市が応援する「さが未来アシスト事業」の成果報告会が10日開かれ、令和7年度に採択された2団体が活動成果を報告しました。
これは、地域資源を生かした地域活性化の取り組みなどに対し、県と市が支援するもので、事業費の90%を補助する制度です。
伊万里市の令和7年度採択事業は2事業で、この日、伊万里市民センターで開かれた成果報告会には、採択事業者や地域のまちづくり団体などから約50人が参加しました。
報告会では、伊万里鍋島焼協同組合が、令和7年の鍋島藩窯開窯350年を記念し、「鍋島焼を未来へつなぐシンポジウム」を開催したことを報告しました。
シンポジウムでは経営コンサルタントやイベント企画者など、外部の有識者を招き、大川内山の課題などを語り合うパネルディスカッション等を実施したということです。
動画配信や各種メディアで発信したことで市内に留まらず世界中に発信し認知度の向上につながったことや、若手にイベント運営を任せ経験を積ませることができたと効果を報告しました。
また、伊万里グリーン・カーボンニュートラル実践プロジェクト委員会も報告を行いました。
委員会は、温室効果ガスの排出量と吸収量を実質プラスマイナスゼロにする「カーボンニュートラル」を目指し活動しています。
そのために、市内の未利用地や休耕田に10万本のモリンガの植樹を目標に掲げています。
モリンガはインド原産の植物で、成長速度が速く、スギの約12倍とも言われる二酸化炭素の吸収能力が高いのも特徴です。
また、栄養価が高く、食用や薬用に利用されています。
令和7年度は、モリンガについての学びの場の創出や、種まきなどの体験を通した普及活動を行ったと発表しました。
あわせて、加工してモリンガ茶として製品化し販売したことも報告しました。
なお、今年度の「さが未来アシスト事業」には、伊万里グリーン・カーボンニュートラル実践プロジェクト委員会が継続して採択されたほか、南波多町の「原屋敷の未来を考える会」が新たに採択されています。