伊万里市議会第2回定例会の議案に対する質疑が17日から2日間行われ、質問に立った議員らが執行部の考えを質しました。
【議員 市立学校 学習用タブレット端末の更新について】
市内全小中学校で使用する学習用タブレット端末4,291台を、武雄市の学英システム武雄支店から約2億1,220万円かけて更新することの経緯や契約内容などについて、議員が質問しました。
松本公貴(まつもと きみたか)教育部長は「大量購入によるコスト削減などを図るため、県が設置した共同調達会議に参加した。共同購入が県の補助の交付条件になっていた」と説明しました。
この県の補助割合は3分の2となっていて、県内全ての市町(しまち)が参加した共同調達会議において、プロポーザル方式で業者が選定されたということです。
また、現在使用しているタブレット端末は令和2年に導入したもので、新しい機器は既存のものよりも頑丈さやバッテリー寿命が長くなっているということです。
【議員 防犯活動支援事業について】
安全安心のまちづくりを目指し、地域が設置する防犯カメラの購入費を補助する事業について、議員は設置場所の選定に関する要件などを質問しました。
山口裕之(やまぐち ひろゆき)総務部長は「設置場所は、通学路や公園、人目が届きにくい場所など、不特定多数が利用する公共空間で、地域が犯罪発生を抑制すべきと思う場所を自ら選定できる」と回答しました。
1つの行政区から複数の申請も可能ですが、市は予算の範囲内でより多くの地域の活用が望ましいとする考えを示しました。
補助内容は、5万円以内であれば全額を補助し、5万円を超える場合は超過額の2分の1を補助して上限を10万円としています。
なお、維持管理は行政区が実施する必要があるということです。
【議員 水稲営農物価高騰対策支援事業について】
物価高騰対策として水稲農家の作付け(さくつけ)にかかる経費支援に関連し、議員は「農業経営の中で最も厳しいのが燃油高騰で、加温栽培をしているハウス農家が今でも厳しい状況にあるのではないか。今回、稲作だけを対象とした理由は」と、施設園芸農家への支援を行わない理由を質問しました。
これに対し、井上泰志(いのうえ やすし)建設農林水産部長は「ハウス園芸農家と畜産農家は、昨年度に燃料支援や飼料購入支援を行ったほか、県の支援も実施されている。今回は、昨年度実施していなかった稲作農家への支援を実施すると決めた」と説明しました。
【議員 観光基盤関連施設整備事業について】
西九州自動車道の南波多谷口インターチェンジと府招インターチェンジに観光案内看板を新設する事業の概要について、議員は、府招インターチェンジの看板設置場所が入口となっている理由を質問しました。
野中信守(のなか のぶもり)市民交流部長は、観光客を「道の駅伊万里ふるさと村」へ誘導することを目的として設置を計画しているとし、「この案内看板は、上りと下りの両面表示を考えている。福岡から来る人は大川内山へ、福岡へ帰る人にはふるさと村へ誘導したい」と答えました。
また、「市街地から府招インターチェンジまでふるさと村の案内看板がなく、道の駅があることを認識する前に西九州自動車道へ乗っていることが考えられるため、効果的に誘導したい」と理由を説明しました。
伊万里市議会第2回定例会は、今月24日から3日間にかけて一般質問が行われ、12人の議員が質問に立ちます。
アイテレビでは一般質問の模様を12サブチャンネルで生中継するほか、議案質疑の模様は20日から全編放送します。