伊万里市は8日、24時間体制でいじめの無料相談などを行う団体、公益社団法人 ON THE ROADsと連携協定を締結しました。
いじめ撲滅に向けた日本のモデルケースになることを目指します。
この日、伊万里市役所で締結式が行われ、深浦弘信市長と公益社団法人 ON THE ROADsの津田和泉代表理事が協定書に署名しました。
ON THE ROADsが自治体と協定を結ぶのは、佐賀県内で初めてとなります。
ON THE ROADsは、いじめ撲滅を目的に24時間体制でラインや電話での無料相談を受け付けるなどの活動を行っている団体です。
伊万里市とON THE ROADsは、いじめの個別相談があった場合に、本人の承諾を得た上で教育委員会や学校などの教育機関と連携して解決に向けた対応を行ってきたほか、市内にある不校登児を支援する教育支援センター「せいら」でも定期的にイベントを開催するなど、すでに協力体制を築いていました。
今回の協定は、これまでの協力体制を正式なものとするもので、今後はさらなる取り組みの推進が期待されます。
深浦市長は「これまでも連携はしていたが、この協定が次の一歩になり、子どもたちが生活しやすい、生き抜いていける伊万里市になれば」と期待を寄せました。
ON THE ROADsによりますと、去年、伊万里市内から団体に寄せられたいじめなどの相談は46件ありました。
そのうちの8割の子どもが学校へ復学できたということです。
不登校からの復学は通常2割程度にとどまると言われている中で、この高い記録を残していることから、団体は「伊万里市で日本を代表するモデルケースが作れれば」と話しています。
(古場英樹 いじめ相談担当)
「官民一体で連携をくんでやっていけたら。伊万里の大人は熱い人が多い。伊万里市だったら日本のモデルケースになるようないじめの解決ができると思う。悩んでいる子どもが一番きつい時に駆け付けて復学など解決方法を教育委員会と考えていきたい」
公益財団法人 ON THE ROADsでは24時間365日、電話やラインでの無料相談を行っていて、「いじめに悩む子どもたちや保護者にも利用してほしい」と呼びかけています。