高校生の将来的な定住と学校の魅力向上を目指す市の支援事業の一環として、6月2日、伊万里高校で市長講演会が開かれました。
合わせて、生徒が地域課題の探究などを行う「伊万里市地域デザイナー」の委嘱式も行われました。
「市内高等学校支援事業」は、企業をはじめとした地域全体で連携し、高校生に新たな学習機会を提供することで、将来的な定住を見据えた地元への愛着を育み、学校の魅力向上を図るものです。
今月2日、この取り組みの一環として伊万里高校で行われた市長講演会「総合的な探究の時間~地域を知る~」では、深浦弘信市長が、伊万里を盛り上げるため、国見台公園の総合的な整備に取り組んでいることや、今年12月には駅前にホテルが開業する予定であることなどを生徒たちに紹介しました。
深浦市長は「将来、就職や住む場所を考えるとき、きょうの話を思い出して伊万里を選んでみようという気になってほしい」と生徒たちに呼びかけました。
また、市内で働く人の講演も行われ、このうち東京出身の移住者は、移住者の視点から感じた伊万里の魅力を語りました。
(東京出身の移住者)
「伊万里にいたら当たり前になっていることもたくさんあるかもしれないんですけど、自然が豊かで何より人が温かくて本当に素敵なところだと思っています」
さらに、今回の講演会では昨年度に続き、1年生を対象に「伊万里市地域デザイナー」としての委嘱が行われました。
伊万里市地域デザイナーは、高校生の視点から魅力あるまちづくりへの提言を行い、若者の意見を市の各種施策に反映させる役割を担います。
委嘱を受けた生徒たちは今後、出前講座やフィールドワークを通じて地域の実情を把握しながら課題の探究を進め、今年度末には市に対して政策提言を行う予定だということです。
(高校生)
「伊万里市の魅力を大きく伝えて、九州、全国にこのプロジェクトの魅力を伝えていきたい」
「伊万里に住んでいるが知らないことや今日初めて知ったことが多くあった。就職に関して県外での就職を考えていたが、伊万里市内でもいろんなことができる、伊万里市内をもっと素晴らしくするために自分ができることがあればやっていきたいと考えた。(講演を聞いて)伊万里の温かさや自然を活かした事業に携わりたいと思いました」
市は、この事業の一環として、地域全体で高校生を育み支援しようと去年5月に「伊万里市高校応援団」を設立しています。
企業など地域の人たちと親しむ機会を通じて高校生が伊万里市の魅力を知り、将来的な地元での就職などにつなげることを目指しています。
なお、今回開催された市長講演会は、今後、今月15日に伊万里実業高校で、30日に敬徳高校でも開催される予定です。