大雨に備え合同救助訓練 3県の4警察署が初開催(5月21日)
2026.5.27 Wed
雨季を前に、佐賀、長崎、福岡の4つの警察署は21日、大雨による河川の氾濫を想定した合同の救助訓練を、有田川河川敷で行いました。

この訓練は、災害時の対処能力を向上させようと実施されたもので、佐賀県警の伊万里署と唐津署、長崎県警の松浦署、福岡県警の糸島署などから、約60人の署員が参加しました。

唐津署と糸島署、伊万里署と松浦署は、日頃から合同訓練などを行っていますが、これらが連携して伊万里市で開催されるのは今回が初めてです。

訓練は、線状降水帯による大雨で河川が氾濫し、孤立した地区の住民を救助するという想定で行われました。

参加した署員たちは、対岸を孤立地区に見立て、取り残された人のもとにゴムボートで向かい、救助して戻る手順を確認しました。
ボートを使った訓練は2回行われ、1回目はモーターを使用し、2回目は浅瀬や浮遊物がありモーターが使用できない状況を想定して、手漕ぎで往復しました。

また、訓練と並行して3県警の機動警察通信隊による映像配信も実施され、3か所からライブ伝送された映像をモニターで確認する手順も確かめられました。
本来は、警察航空機やドローンを活用した捜索と映像配信も計画されていましたが、悪天候のため中止となりました。

最後に、伊万里署の平川博幸(ひらかわ ひろゆき)署長が「平時の準備が特に大事です。いざという時に迅速に動けるよう訓練に励み、地域の安全安心の確保につなげてもらいたい」と講評し、訓練を終えました。

(伊万里警察署 警備課 陣内尚士課長)
「悪天候の中で本番さながらの訓練が出来た。日ごろの備えと早めの避難が非常に重要。命を守ることを最優先に」