佐賀農業賞で農林水産大臣賞など受賞 伊万里市の2経営体が市長に報告(2月16日)
2026.2.19 Thu
県内6つのブロックから推薦された農業者の中から、優れた経営などを表彰する「佐賀農業賞」。
今年度、伊万里市の生産者が、最高賞にあたる農林水産大臣賞と、優秀賞にそれぞれ輝き、16日、伊万里市長に受賞を報告しました。

佐賀農業賞は、3つの部門で構成され、独創的な技術や経営改善に取り組み、地域農業の振興に貢献している個人や団体を表彰するものです。

このうち「先進的農業経営者の部」で最優秀賞、さらに3部門の最優秀賞の中から選ばれる「農林水産大臣賞」を受賞したのは、きゅうりを栽培する中山道徳(なかやま・みちのり)さんです。
中山さんは、「共感、共有、共存」を経営理念に掲げ、環境制御装置などの最新技術を導入して安定した生産体制を確立しています。
また、常勤と非常勤あわせて13人を雇用するなど、規模拡大と働きやすい環境づくりに力を入れている点が高く評価されました。

また、「若い農業経営者の部」で優秀賞を受賞したのは、同じくきゅうり農家の井手亜理紗(いで・ありさ)さんと夫の真也(しんや)さんです。
井手さん夫婦は、「自分と家族の生活に合った“自分らしい農業”」を目標に掲げています。
オランダ発祥の「フェンロー型ハウス」で、温度や湿度、二酸化炭素の濃度を自動で制御するシステムや、天敵を使った害虫防除などを取り入れて作業の効率化を図り、農業と子育てを両立させる新しい経営スタイルを実践していることが評価されました。

報告を受けた市長は、「次のステップのための受賞と思っているので、これからの頑張りに期待しています」と2組の功績をたたえました。

(中山道徳さん)
「佐賀農業賞は50数年続く伝統ある賞で最優秀賞を頂けることは有難い。産地が縮小していく中で、農産物の物量をいかに維持していくかというところで、環境制御技術などを勉強して普及に努めて、自分自身も面積を広げることができて、産地全体も大きくなっていったところなどが評価されたのでは。物価高騰・資材高騰という厳しい状況であるが、まだまだたくさんのことに挑戦したい」

(井手亜理紗さん・真也さん)
「農業という仕事をやってきて評価されたことは嬉しい。家族で協力して経営しているところが評価されたと思う。大きな規模はやっていないが、それでも頑張っているんだということを誰かしら見てくれたら嬉しい。若い人と情報共有しながら、成長できるよう頑張っていきたい」

受賞した2つの経営体は、今後も地域のモデルとして、産地の維持・発展に向けた活躍が期待されています。