地域の課題解決に向けた取り組みを紹介する地域づくり報告会が17日、開かれ、市内の棚田地域で活動する地域おこし協力隊らが実践事例を紹介しました。
この日、伊万里市民センターで開かれた地域づくり報告会には、市内の地域団体などから約90人が参加しました。
この報告会は、地域課題の解決に向けた市内団体の取り組みを広く知ってもらおうと、伊万里市が開いているものです。
今回は、市内で活動する地域おこし協力隊の2人と、2地区のまちづくり運営協議会が発表しました。
今年度で任期が満了する二里町中田地区の「すみやま棚田」で活動する小原正道(こはら まさみち)さんは、主に棚田の景観保全作業に従事してきました。
小原さんは3年間を振り返り、活動が対症療法にとどまってしまった」と率直な思いを吐露したうえで、「次はイベントなど、より積極的に関わる活動が必要」と提言しました。
また、伊万里を離れることについて「里帰りできる場所ができた」と感謝を述べました。
今年度から「川内野棚田」で活動している村上華海(むらかみ はなみ)さんは、イベントの運営支援や農産物の販路拡大などについて報告しました。
村上さんは「高齢化など課題は多いが、活動を通じて『関係人口』が増え、川内野から伊万里全体へ活動の輪が広がっていけばうれしい」と意欲を語りました。
このほか、松浦町まちづくり運営協議会は、今年度始めた「空き家片づけ事業」について発表しました。
13人の隊員で周知活動などを行い、住民に空き家活用の必要性を実感してもらったということで、今後も相談会を開くなどして適切な活用を促したいとしています。
最後に、山代町元気なまちづくり運営協議会が登壇しました。
協議会では、ゴミ出しや買い物代行など7項目を1回100円から500円で請け負う「地域お助け隊」を編成し、去年12月から受け付けを始めています。これまでに17人の利用登録があったということです。
この日発表された各地域の具体的な実践事例に、参加者は熱心に耳を傾けていました。