局所的な渇水で深刻な被害 山下副大臣が現場を視察(9月4日)
2026.9.7 Mon
この水不足の問題は、農業の現場にも深刻な影響を及ぼしています。
佐賀県全体の米の作柄が「やや良い」とされる一方、伊万里・有田地区などの山間部では局所的な渇水で深刻な被害が出ています。
こうした状況を受け4日、山下雄平農林水産副大臣が伊万里市の水田を訪れ、被害の現状や農家が直面する制度の課題を視察しました。

この日、佐賀県選出の国会議員である山下雄平農林水産副大臣が被害の出ている大川内町を視察し、JA関係者や伊万里農協中央支所生産組合の中島実(なかしま・みのる)会長らが対応しました。

山間部では川を1本挟んだだけで明暗が分かれるほど被害が局所化しており、特に川よりもため池から水を引いている田んぼが深刻な影響を受けています。
水が来ない地域では田んぼがひび割れ、稲の穂先が茶色に変色するなど、完全に手遅れとなっている所が相次いでいます。

さらに現場からは、収穫が見込めない稲の保険適用に関する課題も訴えられました。
現在の水稲共済保険は、作付け面積をベースに地域全体の平均値で補償を査定する「地域インデックス方式」となっています。

個々の農家が全損に近い被害を受けていても、広域のデータに薄められ十分な補償が受けられない懸念が出ています。
 
現場の切実な声を受け、山下副大臣は次のように話しました。

(山下雄平農林水産副大臣)
「佐賀県全体の作況は悪くない状況だが、水がこない地域はかなり発育が厳しい状況を再認識した。農業共済の皆さんとも話し、どういった対応ができるか。来期以降の営農に向けても、どう方策を作ればいいか。皆さんと協力して農水省としても話をしていきたい」