水不足が問題となっている伊万里市は7日、第3回渇水対策本部会議を開きました。
少量の雨により有田川の流量が増え、取水状況が一時的に改善したことから、市は予定していた減圧給水の実施を1週間延期することを決めました。
伊万里市は7日、第3回渇水対策本部会議を開き、水道管に送る水の圧力を下げる減圧給水の実施について協議しました。
市はこれまで、竜門ダムの貯水率低下に伴い、有田川水系の地区で減圧給水を7日にも実施する方針を示していました。
有田川水系では、2日に河川から100%の取水ができなくなり、竜門ダムからの取水を開始するなど状況が悪化していましたが、4日に有田川の流量が増加したことで状況が改善し、現在は再び100%河川からの取水が可能となっています。
(深浦弘信市長)
「今回は水道部の状況を見ながら減圧給水を1週間延ばす。一旦きょうは実施しない。」
今回、減圧給水を1週間延期した理由について市は、有田川から100%取水できる状況に改善したことや、今週も先週と同じ程度の雨量が予測されているためとしています。
伊万里市によりますと、4日の雨量は竜門ダムで28ミリ、井手口川ダムで27ミリを観測しました。
4日には伊万里市や有田町でも降雨を観測し有田川の流量も増えていることから、市は「この雨で1週間は見通せる」としています。
上下水道部の渇水マニュアルでは、給水制限の目安を、有田川水系の竜門ダムの貯水率が50%、大川水系の井手口川ダムが30%を下回った場合としています。
制限は河川からの取水も加味されていて、7日午前8時現在の貯水率は、竜門ダムが50.82%、井手口川ダムが55.50%となっています。
給水制限の対象となる有田川水系の地区は、伊万里地区、牧島地区、立花地区、大川内町、二里町の全域と、大坪地区、黒川町、波多津町、東山代町、山代町の一部です。
市の水道契約者2万1,000世帯のうち、1万7,000世帯に影響するとされていて、給水制限が行われれば平成6年以来、32年ぶりの実施となります。
伊万里市は市民に対して引き続き節水への協力を呼びかけています。
(上下水道部管理課 野中靖洋課長)
「市民生活に影響を与えるので、できるだけ延命させたいと思い1週間延ばした。これまでの雨量で完全に改善されたわけでない。引き続き緊張感を持って対応していく。出来る限り節水に協力を」
市は、1週間後の14日(月)に第4回会議を開き、減圧給水の実施について再協議する方針です。