看護の原点を見つめなおす 伊万里看護学校ナイチンゲール祭(5月16日)
2026.5.18 Mon
「患者に寄り添う」というナイチンゲールの遺志を継承し、学生らが自身の目指す看護の原点を見つめなおす「ナイチンゲール祭」が、16日、伊万里看護学校で行われました。

式典の冒頭、学生会会長の前田愛怜奈(まえだえれな)さんが「今年のテーマは『心で繋ぐ看護のバトン』です。先輩方が築いてこられた知識や技術だけでなく、最も大切なのは人を思う心であり、それこそが私たちが受け取るべきバトンではないかと考えます」と挨拶しました。

また、同窓会講演と題し、看護師として活躍する2人の卒業生による講演も行われました。

平戸市民病院で勤務する金子茉夢(かねこまゆ)さんは、「卒後一年を経過して」と題して講演し、新人としての1年間で直面した急変対応の戸惑いや多職種連携の経験を通し、患者一人ひとりに合わせた看護の重要性や、一人で抱え込まず周りを頼ることの大切さを語りました。

つづいて、山元記念病院で働く山田勇太(やまだゆうた)さんは「何も考えてなかった僕が看護師になるまで」と題して自身のキャリアを振り返り、仕事だけでなく家事や育児、趣味など私生活とのバランスを整えながら、一歩踏み出し挑戦を続けることの重要性を学生たちに伝えました。

講演後の質疑応答では、学生から患者の最期に寄り添った際の対応について問われ、
金子さんは、自身の経験を踏まえて「自分たちだけで判断するのではなく、家族との時間も大切にすることが必要です。迷った時には周りと相談して、一番の最善策を考えていくことが大事です」と心得を説きました。

(学生)
「卒業生の講演を聞いて、趣味と自分の仕事のバランスをしっかり取りながら仕事に臨んでいこうと思いました」