国が若者の採用や育成、雇用管理が優良な中小企業を認定する「ユースエール」に、伊万里市の吉永建設株式会社が認定され、8日に認定証が贈られました。
この日、ハローワーク伊万里で行われた認定証交付式には、伊万里公共職業安定所の植松勉(うえまつ・つとむ)所長や、吉永建設株式会社の吉永茂樹(よしなが・しげき)代表取締役らが出席しました。
式では、はじめに植松所長から吉永代表取締役へ認定証が贈られました。
そして、吉永代表取締役が「働き方改革に取り組んできたことが形として認定され、若者の雇用につなげていきたい」とあいさつしました。
「ユースエール」は、若者の採用や育成に積極的で、雇用管理が優良な企業を厚生労働大臣が認定する制度です。
認定基準は、直近3年間の正社員の離職率が20%以下であることや、正社員の月平均の所定外労働時間が20時間以下であることなど、複数の条件を満たす必要があります。
県内の認定企業は現在66社あり、吉永建設は伊万里有田管内で唯一の認定企業となります。
吉永建設ではこれまで、所定外労働時間が月20時間以上であることが常態化していましたが、3年前から労働時間の削減に取り組み始めました。
設備投資により作業人数を削減して業務の効率化を図ったほか、管理職の労働時間削減への意識を改めるなどして、前年度の月平均所定外労働時間が20時間以下に改善されました。
さらに、効率化により有給休暇の取得が1人当たり年間15.5日に増加したということです。
現在の社員数は20人で、そのうち30代から40代の若手が5人働いています。
(吉永建設株式会社 代表)
「今からは企業をPRしていかなければならない。認定を受けたことは大変嬉しい。若い人たちに入ってきてもらい、建設業界の魅力を感じてもらって、将来的に建設業界を担っていく人材に育ってくれたら」
この認定を受けることにより、ハローワークを利用する求職者に対し重点的にPRされるほか、認定マークを自社の商品や広告につけることで、優良企業であることをアピールできるメリットがあります。
なお、ハローワーク伊万里によりますと、令和7年度は年間を通して有効求人倍率が1.0倍を超えており、求職者に有利な売り手市場が続いているということです。