伊万里・有田消防本部は27日、山代町で発生した車両火災で、住宅への延焼を防ぐ初期消火に協力した男性と企業に感謝状を贈りました。
感謝状が贈られたのは、佐世保市在住の湊隆司(みなと りゅうじ)さんと、株式会社奈雅井(ながい)の従業員8人です。
このうち、湊さんは仕事の都合で欠席しました。
伊万里消防署で行われた贈呈式では、松園家智(まつぞの いえとも)消防長から出席者に感謝状が手渡されました。
消防本部によりますと、7月20日午後2時25分頃、湊さんが自家用車で山代町久原を通りかかったところ、住宅の敷地内に駐車されていた軽貨物自動車の荷台から炎と黒煙が上がっているのを発見しました。
湊さんは住人に火災を知らせ、119番通報を依頼するため玄関を開けて大声で呼びかけました。
そして、火災を見つけて駆けつけた奈雅井の従業員8人も加わり、家の前の川から、クーラーボックスや大容量の水筒を使って水を汲み上げ、協力して完全に消火したということです。
消防本部は、火災の原因を調査していますが、住宅の雨どいの一部も焼け焦げていたことから「この消火活動がなければ住宅へ延焼していた可能性が極めて高かった」としています。
松園消防長は「冷静な判断のもと機転の利いた迅速な消火活動によって火災が最小限に抑えられました」と感謝を述べました。
(株式会社奈雅井・吉武幸三さん)
「仕事終わりにチームで会社に帰っていた際に火が見えたので駆けつけた。(チームの中に)消防団員がいたので心強かった」
管内では今年火災が多発していて、8月末までの発生件数は35件に上り、去年の同じ時期の17件と比べ2倍以上に増えています。
伊万里消防署は「雨も少なく空気が乾燥しているので、火の取り扱いには例年以上に気を付けてください」と呼び掛けています。