いちごとアスパラの新規就農者を育成する農場が昨年度末で完成し、第1期生となる研修生の入校式が20日、JA伊万里東部支所で行われました。
研修生は、高い技能を持つ農家から直接指導を受け、1年間での独り立ちをめざします。
JA伊万里や県などで組織する伊万里・有田地区新規就農者育成協議会は、佐賀県の園芸888運動の一環として、昨年度末に農家を育成する「ミニトレーニングファーム」を整備しました。
施設は、いちごとアスパラの農場が設けられ、今回、第1期生として「いちごトレーニングファーム」に1人が入校しました。
入校式では、JA伊万里の田代直樹組合長が「しっかり勉強して一流のいちご農家になってほしい」と研修生を激励しました。
また、トレーナーとしてJA伊万里いちご部会に所属する宮本昭久(みやもと あきひさ)さんが任命されました。
一期生の岡田 寛(おかだ ひろし)さんは、有田町在住の56歳で、海上自衛隊を定年退職後、第二の人生として農家を選択しました。
(岡田さん 決意表明)
「56才という年齢ではあるが、いちご農業に挑戦する決意をした。年齢に関係なく挑戦する姿を見せることで少しでも地域の役に立てば」
ミニトレーニングファームは、最新機器を備えた研修ハウスで生産技術を学ぶことができます。
農業経営のノウハウを習得するための座学研修も用意されていて、模擬経営では、自ら計画を立てて農業経営を行うことで、就農時の不安をなくし円滑に就農することができます。
「いちごトレーニングファーム」は、大川町にある宮本さんの農場に隣接し建設されました。
3棟が連なる10アールの高性能ハウスで、温度の自動管理や収穫の負担を軽減する高設栽培施設となっています。
現在、岡田さんは苗づくりの指導を受けていて、9月に定植し12月から収穫にあたる計画です。
(いちご一期生 岡田寛さん)
「私も妻もいちごが大好きで、海上自衛隊を退職しエピソード2を考えていた時にトレーニングファームの資料を手に入れた。それで夫婦でチャレンジしてみようと思ったのがきっかけ。宮本トレーナーの元で教えてもらうが、宮本トレーナーの作り方を自分のものにしつつ、私のいちごの作り方を作っていければというのを念頭に1年間がんばりたい」
現在アスパラの入校者はおらず、伊万里・有田地区新規就農者育成協議会ではいちごとともに入校者を募集していくとしています。