伊万里市長選挙は19日、投開票が行われ、現職の深浦弘信氏が新人の加藤奈津実氏に僅差で勝利し3選を果たしました。
投票率は54.28%と、前回の市長選から4.51ポイント下がり、過去最低を更新しました。
任期満了に伴う伊万里市長選挙は、現職の深浦弘信氏、新人で元市議会副議長の加藤奈津実氏、新人で学習塾経営の井関新氏の3人が立候補しました。
開票は午後7時30分から松浦コミュニティセンターで行われ、市の職員94人が対応しました。
開票の結果、現職の深浦氏が1万1,088票を獲得し3選を果たしました。
(深浦氏)
「3回目だったがこれほど選挙が苦しいと思ったのは初めて。今回訴えたのは市民生活を物価高から守りたい。産業廃棄物建設計画の問題。十分な説明はできていなかったかもしれないが伊万里をしっかり守っていく、しっかり解決していく、命を懸けてでもやりたい。東部工業団地にデータセンターの誘致を考えている。九州最大規模のデータセンターの協議を1年半かけてやってきた。これができれば若者や女性が働く場所が出来る。まちの形がかわるくらいのデータセンターを誘致する。これまでの8年以上に増して伊万里市のため市民のため、子ども達から高齢者のため、しっかり働かせていただく」
(農業支援について)
「まずは物価高対策。農業・市民生活を守ることがまず大事。ハウスを作るなどハード的なことはできている。次にやるのはソフト的な事。活性化していくこと。人々のコミュニケーション、人がいかに一緒にやっていくかここにかかってくる」
(産廃建設計画について)
「協議会で条件面の話が出ている。牧島・黒川だけでなく、市民に情報を開示していく。まずは覚書から。そのあと協議書の締結。かなりハードルを高くしたいと思っている。そのハードルを(事業者が)超えてくれるか。超えることになれば伊万里市を黒川・牧島をゴミの街とは言わせない。リサイクル先進都市。そういうところまで持っていきたい」
(企業誘致について)
「古い考えを持ってきたことはない。これまで製造業中心の伊万里から、IT企業やデータセンターなどが適した伊万里にしたい。九州最大規模のデータセンターをつくればそこを中核としたIT企業などソフト産業を集積していく。人もそれに合わせてい来てくれるもの。そういう形で産業構造を厚くしていく」
若さと挑戦を訴えた加藤氏は1万331票で、757票及びませんでした。
(加藤氏)
「伊万里のこれからを真剣に心から思って戦った。みなさんの期待に応えられなかったのが本当に悔しい。形は違っても伊万里のことをもっとよくしたい想いは持ち続けたい」
「割と保守的といわれる伊万里で、寛大な気持ちで「やってみらんね」という人が沢山いた。その潜在意識はありながら現職の壁・現状を変えられなかった。ただただ自分の努力不足。真っ当に正々堂々戦った結果。現職が掲げた、小中学校の給食無償化、これは議会でも継続しなくてはと議決した。現職でも自分でも給食無償化はなった。わかりやすい政策を打ち出すべきだったのか。そういった反省は少なからずある。支援者から「まだ若いから」「4年後がある」と言葉をかけて頂いた。今想いとパワーが一番高いから手を挙げた。4年後動という話は今は言えない。あと一歩及ばずだったが、半数近くが現状に不満を抱いている。今の変化が激しい時代に新しいアイディアと視点と挑戦する勇気をもって市政を前に進めて欲しい」
井関新さんは917票と前回より299票多い得票となりました。
今回の市長選挙は、当日有権者数4万1,513人で、投票数は2万2,533票。(期日前9,183票・不在者投票286票)
期日前投票は前回よりも2,120票多くなりましたが、投票率は前回より4.52ポイント低く、54.28%と過去最低を記録しました。
なお、同日に開催される予定だった市議会議員補欠選挙は欠員2に対し立候補者2人で無投票当選となりました。
市長選、市議補選の当選者には、21日に当選証書が付与されることになっています。
深浦市長はきょう、記者団を前に会見を開きました。この模様は後日、「新市長に聞く」と題し放送する予定です