このほど、満100歳を迎えた大川内町在住の松下イツ子(まつした・いつこ)さんと伊万里町在住の上瀧トキ(うわたき とき)さんに、伊万里市から百寿の記念品が贈られました。
唐津市出身で大川内町在住の松下イツ子さんは、大正15年5月25日に生まれました。
このほど100歳の誕生日を迎え、伊万里市から百寿を祝う賞状と記念品が手渡されたほか、家族や現在暮らしている施設の職員からケーキや感謝状が贈られました。
松下さんは20歳頃、お見合いで波多津町古場に住む夫と結婚し、4人の子供に恵まれました。
若い頃は芯の強さと優しさをあわせ持つ性格で、子育てをしながら、米作りをはじめとする農業や土木の仕事に携わってきたということです。
現在は唐津市内の施設で生活しており、食欲旺盛で、好き嫌いなく自分のペースで食事を楽しんでいるということです。
また、気が向いた日には機能訓練やラジオ体操にも積極的に取り組み、シルバーカーを押しながら自らの意志で元気に移動しているということです。
(松下イツ子さん)
「ありがとう」
また、6月4日、伊万里町在住の上瀧トキさんが満100歳の誕生日を迎えました。
上瀧さんが通う脇田町のデイサービスで、百寿の記念品贈呈が行われ、職員や家族らが祝福しました。
贈呈式では、はじめに深浦弘信市長が記念の額と伊万里焼の皿を上瀧さんに贈りました。
そして、深浦弘信市長が「100歳と思えないほど元気です。これからも長生きしてください」と祝福の言葉を送りました。
また、施設の職員からはケーキや花束などが贈られ、上瀧さんがケーキのろうそくを消して長寿を祝う場面もありました。
有田町出身の上瀧さんは、現在の武雄高校を卒業後、長崎県の活水女子短期大学へ進学しました。
原爆投下時は、たまたま有田町に帰省していたことから難を逃れることができたということです。
その後、20歳の時に長久(ながひさ)さんとお見合い結婚し、3人の子どもを育てました。
家業の呉服店の手伝いをしながら子育てに奮闘したということです。
また、伊万里信用金庫の理事長なども務めた夫を支え、結婚70周年も夫とともに迎えました。
明るく朗らかな性格で、本屋で購入したクロスワードや、塗り絵、脳トレをすることが好きだということです。
(上瀧トキさん)
「皆さんのおかげで無事長寿ができます。日頃心がけていることは無茶をしないこと、美味しいからと言って腹いっぱい食べないこと。腹八分が大事。これからも自分のわがままを通さず皆さんに従っていく」
(長男 賢二さん)
「こうやってお祝いしてもらって本当に嬉しく思う。ユーモアある母で、冗談を言ったり良くしゃべる。父とも71年間連れ添って母は本当に家族の大黒柱で頑張ってきてくれた。家族としても精一杯見守っていきたい」
なお、4日現在、市が昭和62年に百寿のお祝い制度を設けてから松下さんは473番目の授与者で市内では87番目の長寿者、上瀧さんが477番目で、市内では89番目の長寿者となります。