九州電力は12日、定期検査中の玄海原子力発電所4号機で、原子炉に核燃料を移送する作業を報道陣に公開しました。
玄海原子力発電所4号機は7月27日から運転を停止し、定期検査を行っています。
今月11日からは、原子炉へ核燃料を移送する作業が始まり、12日にはその様子が報道陣に公開されました。
今回の作業では、新たな核燃料68体を含む193の燃料を原子炉へ移送します。
作業員は、ホウ酸水を満たしたプールの中で燃料をひとつずつクレーンで慎重につり上げ、水に入れたまま原子炉容器に移し替えていました。
装荷作業は1体あたり約20分を要し、11日から昼夜を通して行われ、13日の夜間に完了しました。
定期検査は順調に進んでおり、10月2日に発電再開を目指しているという事です。
九州電力は「発電再開後の安定稼働に向けて、安全を最優先に行っていく」としています。