西九州自動車道建設促進期成会の総会が、5月29日に開かれました。
総会では、早期建設に向けた提案活動を行っていくことが確認されたほか、各県における事業の進捗状況が報告されました。
佐賀、福岡、長崎の3県をまたぐ西九州自動車道は、福岡市から唐津市、伊万里市、佐世保市を経由し武雄市に至る、全長約150キロの広域的幹線道路です。
この道路の建設を促進し、沿線地域の産業や経済、文化の交流発展を図ることを目的に組織された期成会は、3県の8市4町で構成され、各首長や市町議会の議長が委員を務めています。
現在、西九州自動車道は全体の約7割にあたる99キロが開通していますが、今回の総会では、さらなる早期建設に向けた予算確保のため提案活動を行うことや、用地買収をはじめとする事業に積極的に参加していく方針が確認されました。
また、会の中で3県の進捗状況が説明されました。
このうち、伊万里東府招ICから仮称・伊万里西ICまでの延長6.6キロを結ぶ「伊万里道路」は、すでに用地取得が完了し、事業進捗率は56%となっています。
今年度は、脇田地区の改良工事や白野(しらの)1号橋の工事をはじめ、調査設計や支障物件移設補償が行われる予定で、今年度の事業予算として27億9,000万円円(前年比 5億円増)が示されました。
一方、仮称・伊万里西ICから松浦ICまでの17.2キロを結ぶ「伊万里松浦道路」は、伊万里側の6.9キロが未整備となっています。
こちらの区間は、用地進捗率が72%、事業進捗率が64%となっており、今年度は調査設計や久原地区などでの用地買収、取得用地の管理工事などが実施される予定で、予算額は3億4,000万円(前年比±0)となっています。
続いて行われた質疑では、伊万里市議会の中山光義議長が「市民には進捗がわかりづらい。仮称・伊万里中ICまであと何年でできるのか、開通目標を示してほしい」と要望しました。
これに対し、九州地方整備局は「1日も早くつなげたいと思っているが、構造物の工事を行っており、やってみないとわからないこともある。様々なリスクが解消し、確実に完成できるという段階にならなければ目標は出せない」と説明しました。
その上で、「開通時期がわかれば地域が安心することは理解している。できるだけ工事をしっかり進めていくので、理解と応援をお願いしたい」と回答しました。