二里町中里地区で野菜や加工品を販売し地域に愛されてきた「ふたさと農産物直売所」が3月30日をもって閉店しました。
最終営業日には、大勢の買い物客が訪れ、惜しまれながら36年の歴史に幕を下ろしました。
「ふたさと農産物直売所」の最終営業日となった先月30日は、開店前から150人の列が出来ていました。
開店の午前10時を迎えると、新鮮な野菜や加工品を求める多くの買い物客で賑わいました。
直売所は、地元のJA女性部のメンバーが、家庭菜園で余った野菜が勿体ないと平成元年に開業しました。
新鮮な野菜のほか、手作りのよもぎ餅や、さつまいもを使って蒸した「ふたさと饅頭」など素朴な味わいの商品が人気を博し、長年愛されてきました。
毎日午前6時から午後1時まで、メンバーが2人当番制で切り盛りしてきましたが、当初50人いたメンバーは、高齢化により29人にまで減少。
さらに、異常気象によって野菜の収穫量も減ったため、営業の継続は困難だとして閉店を決めたということです。
最終日は午前2時から作業にあたり、販売する品物を用意したということです。
餅や饅頭などの加工品は、全部で140パック準備していたということでしたが、予想以上の来場者だったことから、さらに340パック追加したそうです。
約300人の買い物客が訪れ、2時間半ほどでほとんどの品物が売り切れていました。
(買い物客)
「目当てはよもぎ餅。よく来ていたので寂しい」
(山口スエノ会長)
「最終日ということで朝から一生懸命準備した。お客さんが喜んでくれたので良かった。地元の皆さんに支えられてきた感謝しかない」
この後、直売所の敷地内でお別れ会が行われ、関係者らが集まり別れを惜しみました。